外部受験は本当に得なのか?東大大学院進学に向けて知るべきデメリット4つ

関西の私立大学から外部受験し、東京大学の大学院に進学し、修士課程を修了した田中です。

東京大学の大学院に進学することは、魅力的な選択肢となります。自分の所属する大学とは異なる大学院を受ける場合、外部受験と呼ばれる難易度の高い選抜方法に挑戦しなければなりません。
純粋な試験の難しさでいえば、専攻によりますが、大学学部で勉強を続けた人であれば、難しくはないですが、他大学からの外部受験という情報の少なさの観点で難易度が高いという意味となります。

外部受験とは、一般に、自分の所属する大学・学部とは異なる大学院を受けることから研究室を変えることまでを指します。この記事では、主に自分の所属する大学・学部とは異なる大学院を受ける場合について書きます。

外部受験は、多くのメリットやデメリットがあります。この記事では、外部受験を考えている人や興味がある人のために、外部受験のデメリットについて解説します。
メリットについては、以下の記事をご参考ください。

外部受験で東大大学院に進むとどうなる?メリット5選を徹底解説!

では、さっそく外部受験のデメリットは以下の4つになります!

  • 合格に不利になる場合がある
  • 入試対策に時間や労力がかかる
  • 入学後の適応に苦労する場合がある
  • 研究室選びに制限がある場合がある

それぞれのデメリットについて、私が実践していたアクションプランを提示しながら解説します。

内部進学者より合格に不利になる場合がある

外部受験では内部進学者よりも合格率が低い場合があります。その理由は以下の通りです。

  • 内部進学者を優遇する方針や制度がある場合がある
  • 内部進学者よりも入試内容や難易度が厳しい場合がある
  • 内部進学者よりも入試前後のコミュニケーションや情報収集が難しい場合がある

これらの理由から、外部受験者は内部進学者よりも高い点数を取らなければならない可能性があります。

アクションプラン①

学部が存在せず、大学院のみからある研究科を選択する。
具体的には、
東大であれば、新領域創成科学研究科や総合文化研究科

入試対策に時間や労力がかかる

外部受験では入試対策に時間や労力がかかります。その理由は以下の通りです。

  • 大学・研究科・専攻ごとに入試方法や科目が異なるため、複数の入試に対応する必要がある
  • 研究室ごとに入試方法や科目が異なるため、志望する研究室の入試に対応する必要がある
  • 自分の専門分野以外の知識や技能を身につける必要がある

これらの理由から、外部受験者は自分の専門分野以外の科目を勉強したり、習得したり、練習したりする必要があります。また、外部受験者は自分の志望する専攻や研究テーマに関する知識や技能を身につける必要があります。

アクションプラン②

学部から大学院へ専攻を大幅に変えると苦労します。
そのため、なるべく、これまで勉強してきたことと関連があることが大事です。
私は、学部はバイオテクノロジーだったので、生物系を中心に受験が太刀打ちできそうな研究科を選択しました。

入学後の適応に苦労する場合がある

外部受験では入学後の適応に苦労する場合があります。その理由は以下の通りです。

  • 新しい環境や人間関係に慣れるまでに時間や労力がかかる
  • 研究室の研究内容や方針に合わせる必要がある
  • 研究室の教員や先輩・後輩とのコミュニケーションや協調性が求められる

これらの理由から、外部受験者は内部進学者よりも入学後のストレスや不安を感じやすい可能性があります。

アクションプラン③

大学生・院生の時は、私もこの点不安に思っていましたが、
安心してください。社会に出たら、異動や転職で今いる環境が変わることなんてザラにあります。
新しい環境に挑戦する練習になりますし、他の人より適応力がつきます。

研究室選びに制限がある場合がある

外部受験では研究室選びに制限がある場合があります。その理由は以下の通りです。

  • 研究室の定員が少なく、内部進学者で埋まってしまう場合がある
  • 研究室の教員が外部受験者を受け入れない場合や厳しい条件を提示する場合がある
  • 研究室の教員と自分の志望する研究テーマとの相性が悪い場合がある

これらの理由から、外部受験者は自分の希望する研究室に入れない可能性があります。また、外部受験者は自分の希望する研究テーマを追求できない可能性があります。

アクションプラン④

事前に研究室訪問・見学は必ずしましょう。HPをみてよさそうと思うのは危険です。
実際に教授の話を聞いたり、特に大事なのは、そこに所属している大学院生の先輩から研究室の実態を把握するようにしてください。

まとめ

以上、外部受験のデメリットについて簡潔に解説しました。

  • 外部受験は、多くの挑戦や困難が伴いますが、それを乗り越えることで、自分の能力や可能性を広げることができます。
  • 外部受験をする際には、より一層の努力や準備が必要です。また、他の大学・研究科・専攻や研究室も受けることを検討するリスクヘッジを検討することも必要です。
  • 外部受験をする際には、自分自身のストレスや不安をコントロールすることも重要です。自分の目標や理由を明確にし、自分のペースで進めることが大切です。
  • 外部受験は、メリットだけでなくデメリットもあることを忘れないでください。外部受験をするかどうかは、自分自身の判断によって決めることです。外部受験に関する情報やアドバイスは参考にするだけにして、自分の意思を貫くことが大切です。

この記事では、外部の大学から東大大学院進学するデメリット4選について紹介しました。外部受験を考えている人や興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

外部受験は難しいですが、それだけにやりがいや成果も大きいです。外部受験を成功させるためには、自分自身の強みや弱みを知り、効率的かつ効果的な入試対策を行うことが必要です。

外部受験に挑戦する人は、応援しています。頑張ってください!

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