大学院進学のために知っておきたい!研究室訪問のメールの書き方と最適な時期

大学院進学を希望する学生にとって、研究室訪問は自分の進路を決める上で非常に重要な機会です。しかし、研究室訪問をするためには、教授や先輩学生に対して適切なメールのやり取りをする必要があります。この記事では、研究室訪問のメールの書き方(訪問前・訪問後)について紹介します。また、研究室訪問の最適な時期についても触れます。

訪問前のメール:教授に対する第一印象を決めるもの

研究室訪問をするためには、まず教授にメールで連絡を取り、訪問の希望日時や目的を伝える必要があります。このメールは、教授に対する第一印象を決めるものなので、以下の点に注意して書くようにしましょう。

  • 件名は「研究室訪問のお願い」と明確にする。
  • 挨拶は「○○教授or様」と尊敬語で書く。
  • 自己紹介は「私は○○大学○○学部○○学科○○年の△△と申します」と簡潔に書く。
  • 訪問の目的は「大学院進学を検討しており、貴研究室の研究内容や雰囲気に興味があります」と具体的に書く。
  • 訪問希望日時は「XX月XX日~XX月YY日(1~2週間の幅)にてご都合がよい日時伺いたいと考えておりますので、候補日時をいただけますでしょうか」と候補を提示してもらうようにする。予め候補日をこちらから指定するのもあり。
  • 訪問希望内容は「大学院進学を希望しており、研究室訪問させていただきたいです。また、先輩学生からも研究内容や環境についてお聞きしたいと思っております。もし可能であれば、実験室や施設なども見学させていただければ幸いです」と丁寧に書く。
  • 結びは「ご多忙中恐れ入りますが、ご返信いただけますと幸いです。よろしくお願い申し上げます」と礼儀正しく書く。
  • 最後に署名(名前・電話番号・メールアドレス)を記載しておく

以下は、上記のポイントを踏まえたメールの例です。

雛形はコピーしていただき、適宜変更を加えてもらえたら思います。

件名:研究室訪問のお願い

山田 太郎 教授or(様)

初めまして。私はXX大学理学部物理学科3年の田中 花子と申します。

来年度から大学院進学を検討しており、貴研究室の素粒子物理学に関する研究内容に興味があります。特に、山田教授がご研究されているYYYYという研究について、HPや論文を拝読し、自分も研究したいと考えております。

そこで、貴研究室に訪問させていただき、教授と面談させていただきたいと思っております。また、先輩学生からも研究内容や環境についてお聞きしたいと思っております。もし可能であれば、実験室や施設なども見学と先輩学生と会話する時間も設けていただければ幸いです。

可能であれば、以下の候補日で
N月10日(月)~N月15日(金)の間でご都合のよろしい日時をお知らせいただけますと幸いです。

ご多忙中恐れ入りますが、ご返信いただけますと幸いです。よろしくお願い申し上げます。

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ZZ大学理学部物理学科3年 田中 花子
電話番号 0X0-XXXX-1234
メールアドレス XXXXX@todairi-man 
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以上がサンプルのメールとなります。学部生の際は、外部の人とメールのやり取りをすることがないかと思いますので、参考にしてもらえたらと思います。

メールの書き方は、社会人になったらできて当たり前なので、この機会に本で学んでおくのもよいでしょう。

訪問後のメール:教授や先輩学生に感謝と進学意欲を伝えるもの

研究室訪問をした後は、教授や先輩学生に感謝のメールを送ることがマナーです。このメールは、教授に対する印象をよくするだけでなく、自分の進学意欲をアピールする機会でもあります。以下の点に注意して書くようにしましょう。

  • 件名は「研究室訪問のお礼」と明確にする。
  • 挨拶は「○○教授 様」と尊敬語で書く。
  • 訪問日時は「先日は○月○日(曜日)に研究室訪問させていただきましてありがとうございました」と振り返る。
  • 訪問内容は「教授から貴研究室の研究内容や方針について詳しくお聞きすることができ、大変勉強になりました。また、先輩学生からも研究内容や環境について丁寧に説明していただきました。実験室や施設なども見学させていただきましてありがとうございました」と具体的に感謝する。
  • 進学意欲は「貴研究室で素粒子物理学を学びたいという気持ちが強くなりました。大学院進学に向けて努力してまいります」と前向きに書く。
  • 結びは「今後ともよろしくお願い申し上げます」と礼儀正しく書く。

以下は、上記のポイントを踏まえたメールの例です。

雛形はコピーしていただき、適宜変更を加えてもらえたら思います。

件名:研究室訪問のお礼

山田 太郎 教授or(様)

先日はN月ZZ日に研究室訪問させていただきましてありがとうございました。

教授から貴研究室の研究内容や方針について詳しくお聞きすることができ、大変勉強になりました。特に、XXXXの研究に関する教授のお話は、非常に興味深く、感動いたしました。

また、先輩学生からも研究内容や環境について丁寧に説明していただきました。実験室や施設なども見学させていただきましてありがとうございました。特に、最新の検出器や計測器などを目の当たりにすることができ、貴研究室の先進性や活気を感じることができました。

貴研究室で素粒子物理学を学びたいという気持ちが強くなりました。今後も大学院進学に向けて努力してまいります。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

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ZZ大学理学部物理学科3年 田中 花子
電話番号 0X0-XXXX-1234
メールアドレス XXXXX@todairi-man 
============

このような感じです。訪問後のお礼メールまで出す必要はないよねって思う学生もいるかと思いますが、忙しい中時間を割いてくれたので、お礼メールは必ずしておくべきです。

もしかしたら、面接で教授が担当されるかもしれませんし、合格した後は、修士課程であれば、2年指導を受けます。最初のイメージが良ければ研究室にも馴染みやすくなると思います。

研究室訪問の最適な時期

研究室訪問の最適な時期は、大学院入試の半年~1年くらい前から行うことが望ましいです。

一般的に、大学院入試の直前1~2か月になると、大学院受験生との接触することはNGとするケースが多いです。

そのため、研究室訪問はその半年~1年前に行うことが推奨します。

この時期に研究室訪問をするメリットは以下の通りです。

  • 教授や先輩学生とのコミュニケーションを取ることで、研究室の雰囲気や教授の指導方針などを事前に知ることができる。
  • 研究内容や興味のあるテーマについて教授や先輩学生からアドバイスをもらうことができる。
  • 教授や先輩学生に自分の進学意欲や研究への関心をアピールすることができる。
  • 入試前に研究室訪問をしたことをアピールすることで、入試時に有利になる可能性がある。
  • 研究室訪問によって、受験対策方法を知ることができれば、勉強する時間的な余裕もある。
  • 実際に研究室訪問することにより、モチベーションがわく。

まとめ

以上のように、研究室訪問は大学院進学を成功させるために重要なステップです。しかし、研究室訪問をするためには、教授や先輩学生に対して適切なメールのやり取りをする必要があります。この記事では、研究室訪問のメールの書き方(訪問前・訪問後)について紹介しました。また、研究室訪問の最適な時期についても触れました。ぜひ参考にしてみてください!

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